住まいのプロが教える。部屋をホテルのようにするために大事な事

インテリアコーディネートのご希望を伺うときに、「ホテルのような部屋にしたい」

というご希望を聞くことがあります。一言で『ホテル』といっても、

 

明るい色調のリゾート風

バリのリゾートを思わせるようなもの

高級なクラッシック調のホテル

シンプルですっきりとした都会のホテル・・・いろいろあります。

 

ホテルのお部屋の雰囲気も素敵なのですが、ホテルのようにすっきりとした空間に

あこがれる方も多いようです。

ホテルには、必要なものしかないので、非日常的な気持ちになりますよね。

ホテルに着いて半日も過ごすと、自分の持ち物がだされていて、「最初のすっきり

どこ?」と思うことありませんか?

私自身、ホテルでしばらく過ごすと、自分の持ち物が広がっていて、「最初に写真

を撮っておけば良かった・・・」と後悔することもしばしば。

 

「快適に」自分の生活をしようとすると、歯ブラシも袋の中のままというわけには

いきませんし、タオルも使います。飲みかけのペットボトルや、子供のおもちゃ・・・

やはり生活をするためには、いろいろな物が必要なようです。

 

では、ホテルのような空間を家に再現できるでしょうか?

『雰囲気』でよければ、部屋のインテリアや収納を整えることで可能です。

 

ホテルのものの少なさ、すっきり感を再現しようとすると、インテリアだけではなく

いくつか解決しないといけないことがあります。

 

1)物の量

2)物を片づける(見えないように収納する)

 

1人で使う空間であれば、物の量をコントロールすることは、自分自身の努力で可能

かもしれません。

しかし2人、3人と家族が多ければ多いほど、その人が必要とするものが増えるので、

量をどのようにコントロールするかなど、ルールと協力、努力が必要になります。

 

私の考えとしては、住まいは生活をしないといけないので、『雰囲気』はとり入れ、

すっきり感は、ストレスにならない【できる範囲】で取り組むことがおすすめです。

 

(写真はパリのホテル。赤や濃いピンクのファブリックがメリハリがあります。)