ダイニングテーブルの選び方
ダイニングテーブルは、食事をとるだけでなく、勉強したり、読書したり、書斎机代わりになったり使い方は家によって様々です。私の家では、お客様が来たときに一緒に食事を囲めるようにゆとりのある6人掛けの大きさにしました。
規格のサイズで販売している家具もありますが、サイズがオーダーできるテーブルもあります。選択肢は増えましたが、オーダーする場合はいくつか気をつけないといけないことがあります。今回は、ダイニングテーブルを選ぶときのポイントと注意点をお伝えします。
1.ダイニングテーブルのサイズ
テーブルの長さは、何人でテーブルを使いたいかで、おおまかなサイズが決まります。
4人掛け(120cm~150cm)
6人掛け(180cm~200cm)
がおおまかな目安ですが、選ぶテーブルの脚のデザイン、椅子のデザインによって変わります。
奥行きは、対面で人が座る場合には、食事のお皿が並べられるサイズが必要です。
よくダイニングスペースが小さいからテーブルの奥行きを狭くしたいとご希望を伺うことがあります。
食事のお皿は大丈夫な場合でも、向かいの人の足とぶつからないか・・・を考える必要があります。
今は小さいお子様でも、5年、10年するとどうでしょうか?
一般的に規格で売られているダイニングテーブルの奥行きは80cmぐらいです。
大きめのダイニングだと90cmの奥行きのものもあります。
ダイニングの高さ
セットで売られていることがありますが、いろいろなお店、デザインでバラバラに購入するときには注意が必要です。
■椅子とテーブルの高さのバランス
輸入のものだとテーブル、椅子の高さが高い場合があります。
■椅子にアームがついている場合は、アームが入るか。
アームがぶつかると、椅子をテーブルの下にしまえません。
またダイニングテーブルのサイズが大きいと、テーブルが曲がらないように補強材を入れます。
その補強部分が出っ張っていると、意外と足を入れる高さが低い場合があるので確認が必要です。
2.素材
ガラス、木、樹脂などの素材があります。
ガラス
ガラスのテーブルは、小さいお子様がいるご家庭ではあまり好まれません。
角でぶつかると危ない、フォークなどでテーブルをたたくと割れそう、、、という理由です。
透明なガラスは足元が透けるので、気になる場合はフロスト加工している商品が良いです。
木
無垢のもの、突き板(スライスした木を貼り付けしたもの)などあります。
突き板、無垢の場合も、水気の取り扱いには注意が必要です。
ぬれたらすぐふくようにしないと、シミやそりなどの原因になります。
表面にウレタン塗装しているものは、お手入れが楽です。
木の質感を感じたい場合は、無垢+自然塗料がおすすめですが、こまめなメンテナンスをしないと、きれいを保てません。
樹脂
お手入れは楽ですが、素材の質感は感じられません。
見た目が木のようなデザインの商品もあります。
傷や手入れが楽なので、どちらかというとオフィスや店舗によく使われます。
3.部屋とのバランス
ダイニングスペースの広さで、最大おけるサイズが決まります。
お行儀よく人が座って、後ろに人が歩くスペースが必要な場合は、90cm以上合った方が通り抜けしやすいです。
歩く人が横向きに歩けば、もう少し狭くてもいいですが。。。
座る人、歩く人の体の大きさによっても変わります。
テーブルのサイズ+座る人のスペース+通り抜ける人のスペース+収納スペースを考えましょ。
さいごに
注意が必要なのは、テーブルの搬入経路です。どこから、テーブルを搬入しますか?
2階がリビングで、窓からしか搬入できない場合は、運搬費用が変わります。
玄関からの場合は、廊下の幅、曲がり角があるか、天井高さ、ドアの大きさ、階段の広さなど
窓からの場合は、窓の大きさ、ベランダの広さなどを確認しましょう。
もう一つ大事なのは、テーブルの脚ははずせるか、組み立て式かということ。
脚がはずせると、搬入しやすくなります。
ダイニングテーブルは、家具の中でも、サイズが大きいものなので気をつけてください。